【奈良】学習塾の月謝や費用相場

受験対策や基礎学力の向上など、子どもを学習塾へ通わせる目的はさまざまです。学習塾を選ぶポイントはいくつかありますが、費用が気になるという方も多いでしょう。いくら優良な学習塾であっても、費用があまりにも高額では子どもを通わせるのは難しいケースもあります。この記事では、学習塾の月謝やかかる費用相場について紹介します。奈良で学習塾を探している方はぜひ参考にしてください。

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この記事の監修者 柳生好之(国語講師/塾経営者)

東進ハイスクールなど大手予備校勤務やZ会東大京大コース問題制作を経て、リクルート「スタディサプリ」に参加。自身が代表を務める難関大受験専門塾「現論会」では映像授業や参考書などの効果的な活用方法を指導。志望校合格に向かって伴走するコーチング塾として、全国の受講生から高い評価を獲得している。

学習塾の費用の大半を占める月謝について

学習塾に支払う費用は毎月銀行口座からまとめて引き落とされるので、一度入塾してしまうとその内訳について気にしていないという方もいるかもしれません。しかし、何にどのくらいお金がかかっているのかをきちんと知っておくことは非常に重要となります。

学習塾の費用の中で最も大きいのが月謝(授業料)です。これはどんな塾でも基本的には同じです。月謝の相場は、1科目につき1時間あたり2,000~4,000円ほどとなっています。

科目によって料金が異なるということはあまりありませんが、学年によって変わるケースは多くなっています。小学生から高校生まで対応している学習塾の場合、高校生が最も高額になっていることがほとんどでしょう。夏期講習や冬期講習などの期間だけ通う科目の数を増やすというケースも多く、その場合は月謝の総額も高くなります。

一方で、一定のコマ数を超えると料金が割引される仕組みを採用している学習塾も少なくありません。学習塾を探す際には、そういった割引の仕組みがあるかどうかについても調べておくと、家計に負担をかけることなく子どもを学習塾に通わせることができるでしょう。学習塾の担当者がすすめるままに科目を選択してしまうと、月謝がかなり高額になってしまうこともあるので注意が必要です。

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多くの塾は何回授業を受けるかによって授業料が変動するシステムになっています。ですから、講習会や特別授業などが加わることによって最初に想定していた年間の学費を上回ってしまう可能性があります。入塾する前に「年間の総額がいくらになるのか」「講習費など全ての講座が含まれた金額なのか」を確認すると良いでしょう。

意外と高額になっていくのが教材費

学習塾に通うための費用の中では目立たないものの、決して無視することができないのが教材費です。教材の数は科目によって異なりますが、基本的には1科目あたり3冊くらいが目安になります。その塾でしか購入することができないオリジナル教材を使用しているケースも多く、1冊あたり1,500円ほどはかかると見込んでおくとよいでしょう。

また、夏期講習や冬期講習などにおいては、普段とは異なる教材を使うことがあります。その場合も新規購入という形になるので、授業料とは別途4,500円ほどかかると考えておきましょう。

教材は学習塾に通う上で大きなポイントとなっており、よほどの理由がない限り、学習塾が指定したものを購入することをおすすめします。しかし、あまりにも教材の購入を過剰に求められる場合は、その教材の重要性を直接聞いてみるのもよいかもしれません。

そして、受験が近づいてくると過去問を購入する必要があります。過去問は基本的に私立のほうが高く、1冊あたり2,000円近くかかる可能性がありますが、第一志望の学校であれば必ず購入する必要があるといえるでしょう。

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柳生好之

教材は従来の紙媒体のものから、デジタル、映像、AIなどのIT教材まで様々あります。「教材費は年間でいくらかかるのか」「なぜその教材が必要なのか」という説明は必ず受けるようにしましょう。また、塾で購入する教材以外に、自分で参考書や問題集を買う必要があるのかも確認すると良いでしょう。

学習塾でかかる意外な費用について

学習塾でかかる費用は月謝や教材費だけではありません。たとえば、教室維持費が挙げられます。教室維持費とはその教室を維持管理していくうえで必要になる費用であり、具体的には電気代や水道代のことです。

多くの学習塾では教室維持費をすべての生徒から少しずつ受け取っており、それを教室運営に充てています。金額は教室の規模によって異なりますが、年間2,000~3,000円程度としている学習塾が多いようです。生徒の人数が少なければ、その分1人あたりの教室維持費は高くなる可能性があります。

ほかにも、模試の費用が挙げられます。学習塾の中には独自の模試を年に何度か受ける仕組みになっているところがあります。こういった学習塾の場合、模試の費用があらかじめ月謝に上乗せされているケースもあるので、負担を感じるかもしれません。

ただし、最近の模試の合格判定や実力の分析は精度が高まっているので、せっかく学習塾に通うのであれば、できるだけ受験することをおすすめします。なお1、2年生は受験生ではないので、模試の頻度はそれほど高額ではないでしょう。

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柳生好之

設備費等の教室維持費、模試費用なども総額を必ず聞いておく必要があります。その上で、「全ての費用を含めて年間でいくらかかるのか」というところは必ず把握しておきましょう。塾の中には少しでも安く見せるように工夫をしているところもあります。塾を比較する場合は必ず総額を計算した上で比較をするようにしてください。

まとめ

学習塾に通うためにかかる費用にはさまざまなものがあります。その中で大きな割合を占めるのは月謝で、1科目につき1時間2,000~4,000円が相場となっています。教材は学習塾オリジナルのものを購入する必要があるケースが多く、1冊1,500円程度です。また、教室維持費として年間2,000~3,000円程度かかります。そのほか、模試の費用が月謝に上乗せされているケースもあります。

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