夏季休暇は、一定以上の時間がとれ、いままでの勉強の中身の復習をおこなって基礎固めに取り組んだり、弱い部分の克服、得意とする科目の補強など学校の講義に拘束されない学習が可能な期間といえます。

しかしながら、長期的な休暇で日々の生活のテンポが崩れやすく、スケジュールを立てることが不向きな子供であれば、効果的に学習ができません。そのため学習塾の夏期講習を受けることを考える人が少なくありません。東京などの関東圏や大阪や奈良などの関西圏など多くの学習塾で夏期講習が実施されています。

講習に参加するにあたり、メリットとデメリットを理解しておくことは重要になります。

規則正しい生活の習慣を維持することができる

メリットとして、自宅で学習する生活習慣がない子供に最適といえます。講習は半強制的に学習することになりますので、学校の他で学習する生活習慣がなかったり、どういったやり方で学習を進行させれば最善となるのかわからない子供にとって、効果が期待できます。

中学入試もしくは高校入試を控える受験生からすれば、生活環境の乱れは天敵になります。1学期が完了し夏季休暇に入ると、通学しているときの張りつめた気持ちが解けます。そうなってしまうと生活スタイルが乱れてしまうことも有り得ます。

遅寝遅起きに関しては、ホルモン又は体温のバランス状態をおかしくしてコンディション不良を招いてしまうのみならず、睡眠不足が引き起こされ学力にも反映されます。講習に通学し、規則正しいリズムをキープして日々を過ごしていくことで、心と身体の健康をキープし、休みの日前の習慣を保つことができます。

質の高い授業をしっかりと受けることができる

また、高品質な授業を受けることができることもメリットです。講習は、学習塾にいっていない子供でも受講することができます。それから、単元のキーポイントをゼロから教えてもらえて、新たな重要情報をインプットできます。言うまでもなく塾に籍を置いている子供にとって、非常に良い復習のチャンスになります。

新学期に向かっての予習をすることができるといったところも、講習を受けるとても大きなメリットになります。講習では1学期において習ったことを再チェック、不明箇所や自信を持つことができないポイントを解消していき、新しい学期に向けての指導を実施します。

新たなる知識を手にするための布石を打って、学習するためのベースをつくることを通じて、授業にもゆとりを持ってついていくことができます。 限りある時間で受験に効果的な対策をおこなう学生にとって、時間は貴重です。

夏期講習に参加するデメリットとは

夏期講習のデメリットとして、講習にいくのみで学習した気分になることがあげられます。授業を耳にするのみで学習した気になり、中身を消化しないで学習を完成させてしまうケースがあります。また、自分自身のテンポで学習ができないこともあり得ます。自分自身の得意、不得手の科目がわかっていて、きちんとスケジュールを立てられるなら、講習は時間をとられるので無意味な時間を送ることになります。

加えて、コストが非常に高いというデメリットもあります。夏期講習に関しては、一般的に見て、やはりコストがかかります。受講の数だけ料金が増加し、ついでに教材費が追加で求められたりします。それから、講習は勧誘することを狙って実行されている面もあり得ますから、入会に対しての勧誘が付きまといます。

 

このように夏期講習の参加にはメリット、デメリットが存在します。子供が自発的に学習しない子のケースや、本人から通いたいと言われたタイミングで活用するのがうまくいくでしょう。

学習塾に在籍している場合は、塾の教師に流されて受けることになることがよくあります。子供と対話し必要がないならきっちりと断りましょう。 プラス面とマイナス面を認識して、そのうえで夏期講習に通学するべきかどうかを考慮しましょう。

 

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