新型コロナウイルスの影響で、オンラインで受講できる学習塾が増えています。オンライン授業には、リアルタイムで個別指導を受けられるものや、録画した集団授業の映像を視聴できるものなど、さまざまな形式があります。
オンライン授業というと自宅で受講する形式を想像する方が多いかもしれません。しかし自宅に自分の部屋がなかったり、受講に適したPCやタブレットを持っていないという方もいるでしょう。学習塾の中にはオンライン授業を教室の個別ブースで受講できるところもあるため、都合に合わせて選ぶことが可能です。
このページでは、オンライン授業を取り入れている学習塾について、種類や特徴といった観点から比較し、おすすめの学習塾を3つ紹介しています。このほかにも、オンライン授業のメリット・デメリットや、オンライン授業の口コミ・評判も紹介しているので、奈良で学習塾を探している方はぜひ参考にしてください。
京進
住所 | 京進スクール・ワン JR奈良駅前教室 奈良県奈良市三条町511-3 奈良交通第2ビル4階 |
電話番号 | 075-365-1500 |
営業時間 | 14:00~21:30 |
定休日 | 木曜日、日曜日、祝日 |
京進の強み
京都に本社を置く株式会社京進は1975年創業。関西エリアを中心に、全国23都道府県と海外にも校舎を展開している学習塾です。小学校受験対策から大学受験対策まで幅広くカバーしています。
学習塾は人間形成の場であるという教育理念を掲げ、学力だけでなく人間性の向上も重視。オリジナル学習法「リーチングメソッド」に基づき、自ら学ぶ力を育み、見えない学力を伸ばす教育を行っています。
そんな京進では、「京進e-DES」という1:1の完全個別指導形式のオンライン授業や、講義の録画映像を視聴できる「京進e予備校」を用意しています。「京進e-DES」では独自開発のeラーニングシステムを採用。タブレットの画面に教材を表示し、生徒と講師双方が書き込みをすることができるので利便性が高く、生徒の集中力や理解力も高まります。
おすすめポイント
京進に寄せられた口コミ
今のところは、まだ転塾したばかりですが、校長はじめ講師の方々がしっかりと子どもを見てくれている感じがあります。
カリキュラムも、学校のテスト期間に合わせてサポート週が設定され時間割もあるので、当日はどういう学習内容で受講するのかも分かり、非常に有難いです。
引用元:https://www.jyukunavi.jp/
親身に指導いただいている事がよく分かった。自習時間にも質問を受けて頂いたり気になる事があった際には自宅にもお電話頂いた事もあった。
個別の習熟度に合わせたカリキュラムをアドバイス頂けていたと思う。無理に季節講習に参加させられる事もなくその家庭にあった指導には納得感がありました。
引用元:https://www.jyukunavi.jp/
Z会西大寺教室
住所 | 〒631-0822 奈良県奈良市西大寺栄町3-27 泉谷ビル7階 |
電話番号 | 0742-93-8836 |
営業時間 | 14:00~21:00 |
定休日 | 水曜日、木曜日 |
Z会西大寺教室に寄せられた口コミ
料金は他の塾と比較して高いと感じるものではないので、コース的にこんなものかと思います。
講師
教師は皆さん優しく丁寧に授業を行っています。わからないところも丁寧に教えて下さいます。
カリキュラム
他の塾と比較して特別に良いとか悪いという所は無いと思われます。
塾の周りの環境
上本町駅から地上に上がってすぐの所に位置しており、夜道でも安心です。
塾内の環境
ビルの一室ですが、空調も適温が保たれ、騒音も無いようです。空間も適度に保たれているようです。
良いところや要望
一番に良いところは交通至便である事ですが、コースが合えばお勧めします。
その他
京大進学教室と言いますが割とコースがあるようで幅広く対応しているようです
引用元:https://www.jyukunavi.jp/
受験前は、色々な講習が開かれ、結構な額が必要であったが問題。
講師
個人的に声がけをしてもらい、細かな指導もしてもらったので、良かった。
カリキュラム
実力をつけるための指導を行ってくれたため、進学した後も成績を維持できた。
塾内の環境
自習室も自由に使わせてもらい、空いた時間に通って自習できる環境がある。
良いところや要望
塾長自ら細かな指導をしてもらい、弱などを指摘してもらえた。
その他
生徒の数が少ないだけに、細かな指導をしてもらえるが良かった。
引用元:https://www.jyukunavi.jp/
馬渕教室
住所 | 奈良県奈良市学園北1-9-1 パラディII 6F |
電話番号 | 0742-40-3800 |
営業時間 | 14:00~20:00 |
定休日 | 日曜日、祝日 |
馬渕教室の強み
馬渕教室は関西エリアを中心に展開している学習塾です。「第一志望の合格」にこだわっており、圧倒的な合格実績を誇っています。教師一人ひとりの授業力を向上するための研修や生徒による授業アンケート、教科ごとの会議や入試問題研究など、生徒の夢を実現させるため絶えず研鑽を積んでいます。
宿題やチェックテストなどによる復習を繰り返し行うことで知識の定着を図るのが、馬渕教室の基本的な指導方針です。授業は、教室での対面授業とその様子を配信するオンライン授業のいずれかを選ぶことが可能。対面・オンラインを問わず、「予習、確認テスト、授業、質問対応、宿題・復習」というサイクルがシステム化されているのが特徴です。なお、オンライン授業は終了後も繰り返し視聴することができます。
おすすめポイント
馬渕教室に寄せられた口コミ
授業もわかりやすく、質問もしっかり答えて下さりました。
前期、後期と分かれていて復習、予習が出来るのが良かったです。
駅からも近く、立地条件は良かったです。送迎バスもあり有り難いです。
時間数もたくさんあり、テキストもオリジナルで作られているので勉強のしごたえがあると思います。
引用元:https://www.jyukunavi.jp/
教室も事務所も新しそうでキレイ。自習もさせてもらえるのでありがたい。通う本人が快適に通っている。質問も気兼ねなくできるので苦手なところを持ち越さずに解決できているみたいです。
引用元:https://www.jyukunavi.jp/
オンライン授業とは?
オンライン授業とは、インターネット回線を通じてスマホやタブレット、PCなどのデバイスを活用した遠隔授業を実施する学習方法です。授業形式は、「リアルタイム(双方向)」と「録画映像」の2種類あります。また、授業スタイルも自宅もしくは塾の自習室に分かれ、授業内容や生徒一人ひとりに合わせた受講が可能です。
リアルタイムと録画映像の違い
リアルタイムと録画映像の違いを一口でいうと、配信方法の違いです。
リアルタイムはライブ配信とも呼ばれ、通塾しているのと同じ臨場感を味わえます。リアルタイムは、たとえば講師と生徒だけでなく、東京と大阪の教室、生徒と生徒をつなぐことも簡単です。英語の発音練習のためにライブ配信をつないで外国人講師と会話する、講師の質問に生徒が手を挙げて応えるなど、さまざまな活用ができます。
一方、録画映像学習はオンデマンド配信とも呼ばれ、事前に収録した授業内容を自宅や塾の自習室などで視聴が可能です。生徒が好きな時に学びたい授業を選択してアクセスできるのがリアルタイムとは違います。
自宅での受講と塾の自習室の授業スタイルの違い
自宅でオンライン授業を受講するのと、塾の自習室で勉強するのとでは、講師の目が行き届きやすいかどうか、の点で違いがあります。
塾の自習室での勉強はあくまでも自習ですから、基本的に講師から質問したり、意見を求めたりすることはありません。質問や困りごとがあった際に対応する講師やスタッフは常駐していることが多いものの「授業」ではないため、自分で決めた課題を自分で学習するというスタイルとなります。
一方、自宅でのオンライン受講は、リアルタイム配信であれば通常の授業と同じように、講師と生徒の間でコミュニケーションをとりながら進めていきます。オンデマンド配信であっても、講師の説明に沿って授業が進んでいくスタイルとなるため、予習・復習だけでなく新たな範囲を学ぶことも可能です。
また、オンライン受講は通塾したい場所が遠方で通うのを諦めていた人や、病気療養中の人など何らかの事情で学校に行けない人にとって、非常に便利です。
AI学習教材も登場
日常生活の中にもAIの技術が入ってきている今、教育の現場でもAI学習教材が話題となっています。AI学習教材とは個別指導を超えた、一人ひとりに合わせてオーダーメイドした教材のことです。
例えば、生徒の理解度やミスの傾向、その日のコンディションは生徒ごとに異なります。それを講師が熟知するのは困難な中、各生徒の理解度や学習履歴を把握できるようAIが手助けし、カリキュラムを自動作成するのが可能になったのがAI学習教材です。
インターネットの高速化が進み、AIが自動作成したカリキュラムの内容は、タブレットを介して講師に報告することも可能になりました。さまざまな判断材料を揃えた上で生徒と面談できるので、効率良くしかも的確なアドバイスができるように進化しています。
オンライン授業の特徴
オンライン授業にはどんな特徴があるのでしょうか?授業形式、授業スタイル、AI学習教材の各学習法別の特徴を次に詳しく紹介します。
リアルタイム学習は生の授業が遠隔で受けられる
リアルタイム学習の特徴は自宅など離れた場所から対面学習と同様の授業が受けられるのが特徴です。
場所を選ばない学習スタイルは通学の時間短縮となり、人によっては効率的な授業が進められます。ライブ配信だからこそ、映像と音声を通して講師に質問したり、生徒同士の意見交換をしたり、双方のコミュニケーションがスムーズに行えるのが特徴です。
録画映像は予習や復習に適している
録画映像は好きな時に自由に受講ができるので、マイペースに勉強したい人に向いています。対面授業の予習や復習、特に理解できなかった授業内容の一部を繰り返し学習でき、記憶を定着させることが可能です。
質問があれば授業後にチャットで聞けるので、自主的に行動できる人は便利に活用できるでしょう。
AI学習教材は講師の手助けをしてくれる
AI学習教材は、講師の手が届かないところをうまく手助けしてくれる学習法です。同じケアレスミスが多い、学習の進捗状況を自分で管理するのが難しいなど、自分の行動パターンを把握したい人に向いています。自分専用のプログラムに基づいて学習が進められるので、何から勉強すればいいのかわからないという悩みが減るでしょう。
最短・最速で目標を叶えることを目指す学習法でもあるので、学校よりも速いペースで学習したい人にも選ばれています。
オンライン授業のメリット・デメリット
オンライン授業はどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。ここでは授業形式、授業スタイル、AI学習教材別に下記の表にまとめました。
学習方法 | メリット | デメリット |
リアルタイム | ●臨場感のある授業が受けられる ●質問したい時にすぐ挙手できる ●生徒同士の意見交換がスムーズ ●学習のモチベーションの維持がしやすい | ●インターネット環境によっては大容量のデータに耐えられないことがある ●体験学習には不向き ●受講時間が決まっているので自由度は低い ●映像や音声にトラブルが起きやすい |
録画映像 | ●ライブ配信よりも受講料を抑えられる ●繰り返し学習できるので記憶が定着しやすい ●講義の質が一定になる ●時間にとらわれない | ●生徒同士の競う場がない ●自己管理が難しい ●質問が後回しになってしまう |
自宅 | ●災害時などの緊急時も授業が受けられる ●通塾・通学時間をカットできる ●病気療養中や不登校でも受講しやすい | ●環境によっては集中力が欠けやすい ●緊張感を保ちにくい ●インターネット環境によって通信が安定しないこともある |
自習室 | ●環境に左右されずに学習できる ●自宅よりも講師に質問しやすい ●モチベーションを保ちやすい | ●空調温度を自分で調節しにくい ●通塾・通学の時間や交通費がかかる ●休校時期は利用できない |
AI学習教材 | ●最適化されたオリジナルの教育が受けられる ●カリキュラムの自動化により高度な教育を享受できる ●データに基づいた的確なアドバイスがもらえる | ●生徒が考える機会を奪ってしまう可能性がある ●データに頼りきってしまう可能性がある ●認知度が低く成功事例も少ない |
対面授業しかない時代から変化しつつある昨今、学習スタイルの選択肢が増えたことでどれを選べばいいのか迷う人も多いでしょう。オンライン授業の授業形式やスタイルにはメリット・デメリットがあるので、どの学習スタイルが合っているのかを見極めることは大切です。
ただ、大事なのはまず自分の特徴を把握し、何を叶えたいのかどんなペースで勉強を進めていきたいのかを明確にすることです。
オンライン授業はまだ認知度が低いのが実情ですが、教育の可能性を広げると注目されています。今後ますます需要が増えると予想されるオンライン授業を活用して、勉強をスムーズに進めましょう。
オンライン授業に関してアンケート調査を行いました!
当サイトでは、オンライン授業の満足度についてWEBアンケート調査を実施しました。その結果「満足」が142名、「どちらとも言えない」が168名、「不満」が34名でした。
それぞれの選択肢について、多かった意見をいくつか紹介します。まず「満足」した理由としては以下のようなものが挙げられます。
・何の支障もなかったから/対面授業と変わらないから
・時間の融通が利くから(好きな時間に視聴できる、移動時間を無駄にしなくてすむ)
・分からないところを繰り返し視聴できるから
・効果があったから(成績が上がった、志望校に合格できた)
オンライン授業が広まった背景は新型コロナウイルスの感染拡大ですから、当然オンライン授業を受けることに慣れていない人が大半でしょう。対面授業と比べてクオリティが落ちるのではないかと心配していた人の中には、オンラインでも特に支障がないこと、対面授業とさほど変わらないことに驚いたという意見が多く見受けられました。
次に「どちらとも言えない」を選んだ理由としては以下のようなものが挙げられます。
・オンラインも対面もどちらにも良さがあるから
・オンラインだとしても、授業が完全にないよりはよいから
「満足」を選んだ人の意見にもある「時間の融通が利く」「繰り返し視聴できる」といったオンライン授業のメリットは感じつつ、緊張感や臨場感のある対面授業のよさも捨てがたいと考える人が多い印象を受けました。
中には、「オンライン一択ではなく、対面も組み合わせたハイブリッドがよい」という意見もありました。オンライン授業も対面授業もどちらにも対応しており、都合に合わせて選べるような学習塾であれば、より満足度も高くなるかもしれません。
最後に「不満」を選んだ理由としては以下のようなものが挙げられます。
・集中できないから/緊張感、臨場感がないから
・フリーズしたり音声が途切れたりするから
・他の兄弟が部屋に入れないから
他の兄弟や家族がいるリビングでは集中できなかったり、自分の部屋ではなまけてしまったりする子どもも少なくないでしょう。また通信環境が常に整っていないと、十分なクオリティで授業を受講することが難しい場合もあります。
オンライン授業とは言っても、学習塾によっては自宅ではなく、自習室や専用ブースで受講するスタイルを採用しているところもあります。自宅に集中できる場所がない、通信環境が整っていないという人は、学習塾に出向いて受講できるオンライン授業も選択肢に入れてみるとよいでしょう。
このサイトでは、オンライン授業に対応している学習塾を紹介しています。オンライン授業には、配信や録画、AI学習教材などいくつかのタイプがあるほか、自宅で受講するか、自習室などで受講するかという受講スタイルの違いもあります。それぞれにメリットもデメリットもありますから、自分に合ったものを選んでくださいね。